こんにちは!ボディマネジメント整体院です!
秋になり、気温が下がり、身体の凝りを感じやすい時期になりましたね!寝違えや、ぎっくり腰も増えてくる時期です。ご自身でセルフケアをされる時、温めるか、冷やすかで悩まれた事はないでしょうか?
その正解は症状や目的によって異なります。
まず、温める、冷やすの基礎知識についてお伝えしていきます。
①炎症は冷やす、それ以外は温める
医学の教科書にかかれている基礎知識には患部に炎症がある際には冷やす。そうでない場合は温めると述べられています。
炎症とは細菌やウイルスによる感染症、または物理的な外力からの刺激によって起こる反応で、傷ついた組織を元にもどそうする反応です。
炎症の症状としては、赤くなる、熱が出る、痛みが生じる、腫れるこれらの症状が出たら冷やすというのが一般常識です。
②寝違えやぎっくり腰は炎症なのか?
基本的に炎症は急性な反応になります。
寝違えやぎっくり腰が炎症反応なのかというと、ほとんどの場合は違います。
→特定の部位が周りにくらべて、腫れている、熱を持っている。
→お風呂に入ると痛みが増してしまう。
いずれかに当てはまるなら炎症を起こしている可能性は高いです。炎症所見が見られない場合は無闇に冷やすより温める方が正解なのです。
③痛みを一時的にとるのか?完治を目指すか?
完治を目指すのであれば温めて血行を促して、免疫細胞の働きを促すのがオススメです。
例えば、大事な試合や今乗り切らなきゃいけない場面があるのであれば、冷やして血流をストップさせ、痛みや炎症の進行を防ぐという方法もありです。しかしあくまで応急処置なので、早めの完治を目指すのであれば温めるのが得策です。
【冷やす時のポイント】
●痛みのある部分だけ集中的に冷やす。
●冷やす時間は最長で30分。
●休み休み冷やす。
●冷やすのは2日が限度。それ以降は温める。
冷やす時に最も有効なのは、氷を袋にいれて患部に当てるアイシングです。ブロック状の氷はゴツゴツしていて面積効率が悪いので、水を足して、患部に当てるのがよいです。
【温める~入浴~】
温める上で最も取り入れやすいものが入浴です。全身を満遍なく温めることができて、身体が心地よく温まった感が得られます。入浴によって体温を上昇させ、深部体温が36度~37度になると、細胞が熱ストレスを受けます。そうすると細胞内で各種酵素が活性化し、ヒートショックプロテインという免疫細胞の働きが促される現象が起きます。入浴をし、体温をあげれば、自分の酵素の力で凝りや痛みの修復する事も可能です。
【温める~湯たんぽ、カイロ~】
いつもよりひどい、ぎっくり腰、寝違え、慢性的な凝りや痛みの場合は、入浴だけではなかなか、完治に繋がりにくいです。入浴は温まった感はありますが、深部まで温める効果が弱いです。
日中は貼るカイロ、寝ている間は湯たんぽも効果的です。ただ、闇雲に温めるのではなく、ピンポイントで温めると効果的な箇所がありますので紹介していきます。
【温めると効果的な箇所】
●下腹部
へそ下5cm程度下の丹田はエネルギーの源
温めると便秘や月経トラブルにも有効。
●内腿
脚の付け根の鼠径部から内腿かけてはリンパ管が密集しています。下半身の冷えや腰痛改善に有効。
●肩甲骨の間
下行大動脈が心臓の後ろ側を経由して腹部まで至ります。
よって肩甲骨の間を温めることで、肩凝り、首凝りなど上半身の症状改善に有効。
●骨盤の上
骨盤の中央部の仙骨周辺を温めると、膀胱や腸、子宮、卵巣などの骨盤内臓器働きの活性化がされ、血液の質が高まります。