こんにちは!
ボディマネジメント整体院です。
寒さも厳しくなり、空気も乾燥していますが
皆様、体調は崩されていませんか?
今回のテーマは姿勢を維持する為に必要な
「坑重力筋」
です。
【坑重力筋とは】
坑重力筋は地球上の重力に対して姿勢を維持するための筋肉です。
四足歩行の動物に対して、二足歩行の人間は動物より重力に
反発する力を多く必要とします。
下腿・大腿・腹部・胸部・首の各部前後に張り巡らされた
筋肉を互いに伸び縮みさせながらバランスを取っています。
【坑重力筋】
※身体の腹側に位置するもの
・前脛骨筋
・大腿四頭筋
・腹筋群
・頚部屈筋群
※身体の背側に位置するもの
・下腿三頭筋
・ハムストリング
・大臀筋
・脊柱起立筋群
立っているときも座っているときも、
常に全身の筋肉を使って姿勢を維持しているため、
最も疲労しやすく収縮したままになりやすい筋肉といえます。
本来、坑重力筋が正しい状態にあると、
坑重力筋全体がバランスを取り合い綺麗な姿勢を維持することが出来ます。
立っているときに片足重心になっていたり、
座っている時に足を組むなど日常生活の悪い癖が骨盤や
背骨の歪みに繋がり姿勢が悪くなります。
その悪い姿勢で生活をしていると
坑重力筋は癖のある悪い姿勢を記憶し、
疲労や収縮に繋がり全体のバランスが崩れてしまいます。
骨格の歪みが筋肉の負担になり
慢性的な肩こりや腰痛を引き起こしています。
また長時間の座り姿勢や運動不足など
これらの筋肉を動かさなかったり、
加齢により筋肉が退化することで
坑重力筋同士のバランスが崩れ姿勢にも影響が出ます。
【主な症状】
・肩・首こり
・頭痛
・背中の痛み
・腰痛
・下肢のむくみ
【改善策】
①適度な運動
長時間のデスクワークや加齢により筋肉が退化してしまいます。
ジョギングやウォーキングなど適度な運動をして筋肉を動かしましょう。
②ストレッチ
同じ姿勢が長く筋肉を動かさないと固くなったり伸びにくくなります。
定期的に身体を伸ばすなどストレッチを行いましょう。
③姿勢を意識する
正しい姿勢を覚えましょう
立ち姿勢は壁に4点(踵、臀部、肩甲骨、後頭部)を着けます。
この時に壁と腰の隙間に手を入れます。
手を入れて掌1枚以上隙間がある方は
掌を腰と壁で潰すようにお腹をへこませて立ちましょう。
座り姿勢は骨盤を前傾させるように座りお腹をへこませます。
横から見たときに肩の真上に耳がくるように顔を引きます。
立ち姿勢、座り姿勢共に背骨がS字になるように意識しましょう。
④歪みを整える
日常生活での癖で骨盤や背骨などに歪みが生じています。
歪んだ骨格のままでは坑重力筋に余計な負担がかかりすぎています。
整体で骨格の歪みを矯正することで負担を軽減させましょう。
いかがでしたか?
日常生活の悪い姿勢が骨格の歪みに繋り、
地球の重力が必要以上に筋肉の負担となり肩こりや腰痛に繋がっています。
正しい姿勢でお辛さを感じない生活をおくりましょう。