こんにちは!
ボディマネジメント整体院です。
あっという間に2月も半ばを過ぎ、まだまだ寒い日が続きますが、体調など崩していませんか?
今回のテーマはそんな体調を整えていくために大切な自律神経についてです。
● 自律神経とは
自律神経というのは、自動的に働く神経のことで、血管や内臓の働きを支配しています。
食事をすると自然に胃腸が働いて食べ物が消化・吸収されるのも、心臓が自然に拍動するのも、
呼吸で酸素が肺に自然と取り込まれるのも、すべては自律神経の働きがかかわっています。
自律神経は、呼吸・脈拍・体温・消化・免疫・ホルモンをはじめ生命維持にかかわるあらゆる働きを支配しており、私たちの体を構成する約60兆個の細胞すべてを無意識のうちに調整しているとても大事な神経です。
自律神経には大きく分けて2種類あり、交換神経と副交感神経に分類されます。
①交感神経
交感神経が働くのは、活動している時、緊張している時、ストレスを感じてる時などです。
おもに昼間の活動中は交感神経が優位になっています。
②副交感神経
副交感神経が働くのは、リラックスしている時、眠っている時、体を回復している時などです。
おもに夜の睡眠中、お風呂に入っている時、食事をしている時は副交感神経が優位になっています。
環境や時間帯、状況に応じてどららかが働き、どちらかが力を弱めます。
シーソーのようにバランスをとって、状況に応じた身体の働きができるようにコントロールしています。
●自律神経が乱れるとどうなる?
自律神経が乱れることによる体調の悪化は、身体機能の調節や制御が利きづらくなることで引き起こされます。
代表的な症状としては、次のようなものが挙げられます。
①疲労感
体が疲れやすい、朝起きることができない
②睡眠異常
不眠、日中の眠気
③胸部の異常
動悸、息切れ、うまく息を吸い込めないなど
④胃腸の異常
吐き気、便秘、下痢など
⑤筋肉の凝り
首や肩の凝り、関節の痛みなど
● 自律神経が乱れる原因
①精神的、身体的なストレス
人間関係、仕事のプレッシャーなどの悩みや不安による精神的なストレス、過労、怪我、さらには音、光、温度なども身体的なストレスとなって自律神経の乱れの主な原因になります。
②昼夜逆転などの不規則な生活
私たちの体は一定の生体リズムに従って働いています。
慢性的な寝不足や昼夜逆転、不規則な食生活など不摂生を続けていると、生体リズムが狂って自律神経のバランスを乱す原因になります。
● 自律神経の乱れを整える方法
①腹式呼吸
自律神経は自らの意思でコントロール出来ませんが、唯一自らの意思で多少のコントロールが出来るのが呼吸です。
呼吸は吸う時は交感神経、吐くときは副交感神経が優位になります。
腹式呼吸でゆっくり息を吸って吐く事で自律神経のバランスが整いやすくなります。
やり方としては
1、仰向けに寝て、両膝を立て、両手を下腹部に当てます。
2、両膝を軽く合わせ、足は肩幅に開きます。
3、鼻からゆっくり大きく息を吸い込んでお腹をふくらませます。
4、空気をお腹いっぱい吸い込んだら、口から静かに吐きます。息は、なるべくゆっくり、長く吐いて、お腹から絞り出すようにします。
これを10〜20回繰り返します。
②ウォーキング、ジョギングなどの適度な運動
運動することで自律神経の働き自体が高まります。
普段動かさない筋肉や使っていない筋肉を使うと筋肉がほぐれて血行がよくなるので、十分な酸素が身体全体に行きわたり、疲労物質や老廃物も排出されやすくなります。
また深部の筋肉も鍛えられるので、呼吸器系や循環器系などの内臓の働きも活発になって、副交感神経が働きやすくなります。さらに運動で汗をかくことが増えると「体温調節」という自律神経の働きも高まります。
③整体やストレッチなどで身体をほぐす
自律神経を整えるのにもっとも効果的な方法が全身の筋肉をほぐす事です。
不調や疲労を抱えている人の共通点は、身体の筋肉が硬くなっているために、身体を回復する役割である副交感神経が十分に働けていないところです。
硬い筋肉をほぐせば、副交感神経の働きが良くなるので自律神経のバランスが整いやすくなります。