《産後の身体の変化の原因》
・妊娠、出産前はあまり感じなかった腰痛がひどい
・日常生活で股関節や膝に痛みが出るようになってしまった
・脂肪がついて落ちにくくなってしまった
など、産後にお身体の変化や不調を感じている方がほとんどだと思います。
その原因は「骨盤の状態」(歪みや開き)にあります!
妊娠した女性の骨盤は《リラキシン》というホルモンの働きによって、出産に向けて骨盤を緩めて開きやすくなります。そのために、歪みも大きくなりやすいのです!
このホルモンの影響は産後から6か月を目安に徐々に減っていき、緩みやすい状態から安定してきます。
この間に歪みが定着してしまうと、腰痛や関節痛など身体への影響が出やすくなってしまいます!
*補足*
最近は帝王切開でのご出産も増えています。全体の約15%程というデータも出ています。
帝王切開でも妊娠中のホルモンの影響により、骨盤の歪みは大きく出やすいので「産後のケア」は大切ですよ♪
《妊娠中や産後におこる骨盤周りへの影響》
①骨盤の歪み
・妊娠出産に合わせて体重や生活習慣の変化から骨盤に歪みが生じやすくなります
→骨盤に合わせて背骨にも歪みが生まれ、その結果周りの筋肉が影響を受け、負担が大きく出てしまいます。
②骨盤の開き
・赤ちゃんが産道を通るために骨盤が開きます。
→時間とともに開いた状態で固まってしまい、骨盤部分やその周りへ負担がかかってしまいます。
③関節の痛み
→骨盤の歪みや開きに併せて股関節が緩み太ももが外側に張り出します。
→緩んでずれてしまった状態のままでいることで、臀部や太ももの筋肉が引っ張られ股関節や膝の痛みの原因になります。
以上が妊娠中や産後に出やすい骨盤周りへの影響です。
また、骨盤の歪みなどに伴い坐骨神経痛の症状が出てしまう場合も多くあります。
《産後ケアはいつからしていいの?》
☆産後ケアはいつからしていいの?
出産後半年の間は体には元に戻そうと回復させる強い力があります。
半年経つまでにしっかりケアする事で体型の変化や体の辛さが残りづらくなります。
ですが、産後1ヶ月は産褥期。
無理に体を動かすことはお勧めできません。
しっかり体を休め、体調の回復を待つこと。
赤ちゃんが居る生活に慣れてからも大事なポイントですね。
1ヶ月検診が終わり、お医者さんとしっかり相談した上で産後2ヶ月から6ヶ月の間にエクササイズや骨盤の調整をしていくことが大事です。
帝王切開で出産をした方は、特に骨盤が戻りづらいと言われていますが傷の回復を踏まえてお医者さんとしっかり相談するようにしてください。
《ホームケア》
①足抱えストレッチ
・仰向けに寝て片膝を抱えて20秒程キープ
・片膝を曲げたまま反対側の手で足を支えながら体をゆっくり捻って20秒程キープ
②股関節ストレッチ
・仰向けの状態で膝を曲げながら片方の足へ乗せて20秒程キープ
*硬い方は無理して足を乗せずにできる範囲で倒していきましょう
その他、産後の骨盤ケアでは骨盤ベルトなどもありますが、あくまで骨盤を安定させるためのもので骨盤を締めるものではありません。
着け続けることで、身体を安定させるのに必要なだけの筋力も落ちてしまう可能性もあるので注意しましょう。
本来、辛さの自覚など含めてその時の状態に合わせたケアを行っていくことが大切です!
《整体院でケア》
産後は妊娠中の姿勢が癖になり猫背になりがちです。
その上、抱っこや授乳が猫背を助長されてしまいます。
猫背のままで生活してしまうと腹筋を使わなくなってしまうので妊娠中についたお腹や下半身の脂肪も落ちにくくなります。
早めに猫背を改善するためには整体院で骨盤の歪みを整えてあげることが大切です。
体型が元に戻りやすくするためにも骨盤調整計画を早めに立てておきましょう。
◎当院での施術の流れ
・先ずは全体の骨格バランスのチェックを行います。
・次に筋肉バランスを見ながら筋肉調整を行います。
・最後に骨盤の矯正と姿勢矯正を行います。
矯正に関しては道具を一切使わず、施術者が徒手でお身体に合わせて行います。
当院では、しっかりとカウンセリングと検査を行い、一人一人にあった施術とアドバイスで、改善のお手伝いをさせていただきます。
どんな悩みでもまずは、お話をして聞かせてください。
スタッフ一同、心よりお待ちしております。